韓国の若年失業率、10.1%…就業者数は12カ月連続で減少

韓国統計庁は17日に発表した「2月の雇用動向」で、同月の失業率は4.9%だったと明らかにした。前年同月比で0.8%上昇した。中でも、15~29歳の若年失業率は10.1%に達し、前年比1.1悪化した。

雇用危機の深刻さは、就業者数の推移にも表れている。先月の就業者数は2,636万5,000人で、前年同月より47万3,000人減少した。就業者数の減少は12カ月連続。韓国の就業者数減少は、アジア通貨危機後の1998年1月から史上最悪の16カ月を記録したが、今回はそれに次ぐ長さだ。

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ただ、新型コロナウイルス対策の緩和などを受けて、就業者数の減少幅は1月の98万2,000人と比べ半分以下になった。失業者も135万3,000人と、前月から1万7,000人減少した。