韓国の1月の失業者数157万人、統計開始以来で最多

韓国の1月の失業者数が157万人となり、1999年6月の統計開始以来で最多となった。韓国統計庁が10日、発表した。

同庁によると、1月の失業率は5.7%で、前年同月比で1.6%悪化した。

韓国では昨年2月の後半から、新型コロナウイルス感染拡大が始まり、3月2日に1日の感染者確認数が600人に達した。その後は小康状態となったが、8月以降に2度の再拡大が起き、12月29日にはピークの1045人に達した。

感染拡大前の昨年1月と、感染ピーク後の1月の比較により、新型コロナの雇用情勢への影響が鮮明にうかがえる。

1月の就業者数は2,581 万8,000人で、前年同月比98万2,000人減少した。11カ月連続のマイナスで、アジア通貨危機後の1998年1月~1999年4月(16カ月連続減)以降で最長となった。